マインドを変える①~見え方を変えるために必要なこと~

弊社は人材育成、組織開発のお手伝いをしている会社です。
中でも、マインドセットを得意な領域にしているからか、研修を企画する人事部などの担当者様からも、研修を受講する受講者様からも、「マインドを変えたい」、「マインドが変わった」に類する言葉を良く耳にします。

マインドを変えることで何が達成できるのでしょうか。そして、変えることが難しいマインドを実際に変えるにはどうしたらいいのでしょうか。

このシリーズでは、マインドを変えることの意味と手法を紹介していきます。

マインドは心のこと?

突然ですが、上の画像をご覧ください。
濃い青色で描かれた、小さな幾何学模様の絵が並んでいますが、
実はある法則に則って並んでいます。
分かりますか?

有名な錯視ですので、ご存知の方も多いかもしれません。
実際に注目するのは水色の部分で、幾何学的な絵に挟まれている水色の部分をよ~くみると、

「LIFE IS WONDERFUL」と読めます。

上段と下段にある幾何学模様の絵の上下にそれぞれ線を引くと分かりやすいです。
読めなかった方は、上記文章の「濃い青色で描かれた」という
ところをしっかりと読んでいただいたのだと思います。
そして一度読めてしまうと、水色の部分に目が自然と向かうと思います。
まさに、「見方が変わった」わけです。
錯視は視覚心理(目に関係したマインド)を利用して作成されたものです。
先ほどの「LIFE IS WONDERFUL」が読めるようになったきっかけは、心が変わったからなのでしょうか。
何が言いたいかというと、マインドは心だけではないということです。
マインドというと、つい心の在り方のみに注目してしまいがちですが、マインドは心と脳の両方を指しています。

認知の歪み

「すべき思考」というものがあります。
何かをやろうとするとき、「〇〇すべきです」、「〇〇すべきではありません」と考えることです。
過去のことを悔やむときや、上司が部下をコントロールしようとするときなどに聞く言葉ですよね。
前者は自分で自分の他の可能性をみえなくし、後者は他人の言葉によって自分の他の可能性がみえなくなります。

そうすると認知に盲点ができ、その人特有の歪みができます。
これは良いこととか悪いこととかではなく、マインドに脳が関係している以上、全員に共通した性質なのです。

マインドを変えることをおすすめする理由

繰り返しますが、マインドは心と脳です。
ですので、我々の活動の全てにマインドが関係してきます。
その活動の内容や過程、結果を変えるためにはまずマインドを変える必要があります。

認知に歪みができることは当たり前ですが、その歪みに囚われてしまうと、
もっと簡単な方法や違った選択肢がみえなくなり、行動や結果を変えることができません。
みえない選択肢をみえるようにすることで初めて選択肢が増え、チャンスが広がります。
認知の歪みを自覚して、他に何か見逃していることはないか、と考えられると、
個人も組織も成長するチャンスを得ることが認知の歪みは、自分自身に大きな制限をかけます。
フィギュアスケートの4回転ジャンプや陸上の短距離走、長距離走などでこれ以上は絶対にできない、
破れないと言われてきた技や記録があります。
そしてその制約を破る人が出た途端に、一気にできるようになる人が増えます。
これは、知らず知らずのうちにこれ以上はできないと脳がリミッターをかけてしまっていたのではないかと言われています。
できるのです。

認知の歪みを変えるためには

脳が関係している以上、認知の歪みを変える方法があります。
今回はそのワークを少しだけご紹介します。

①認知の歪みを書き出してもらう
良いと思う認知の歪みと、悪いと思う認知の歪みを書き出してもらうことで、
認知の歪みへの理解を深めてもらいます。

②自分に影響を与えた人とその内容を書き出してもらう
自分の認知の歪みを作ってきた人を挙げて、その影響を書き出すことで、
自分のマインドがどのように作られてきたのかを考えてもらいます。

③自分の価値観を言語化してもらう
自分が大切にしている価値観とその説明を言語化することで、ものごとを評価する際に
どのようなことを基準としているのかを知ってもらいます。

④自分のやりたいことを書き出してもらう
自分にかかっている制限を認識したうえで、できるできないに関わらず、
自分がやりたいことを書き出していき、認知の歪みを外していきます。

いかがでしたでしょうか。
今回は、マインドが心と脳の両方を指していることを理解していただくために、認知の歪みの紹介をいたしました。

マインドを理解していけば、必ずマインドを変えることができるようになります。
マインドを上手に扱えるようになることで、是非自分だけでなく、周りの人も含めて
充実したライフを手に入れてください。

認知の歪みの研修での活用事例

実際の研修では、マインドを変えることだけを目標とせず、
ストレスコントロールや仕事へのモチベーションアップにつなげたりもしています。
弊社では、個社ごとに完全オーダーメイドで研修をご提案しております。
パートナーとして協力いただいている外部トレーナーが300名以上おり、
マインドを変える研修のバリエーションも豊富です。本記事を参考に、
是非自社に合ったマインドを活用した研修を実施してみてはいかがでしょうか。

~具体的な研修活用事例~

【自分の思考と感情に気づく】
どんな時に、特に怒りや不安などの負の感情が動くかを書き出してもらうことで、どんな場面で、
良くない認知の歪みが生じているのかを認識してもらいます。

【認知の歪みについて学習する】
すべき思考だけではなく、心のフィルターやレッテル貼りなど、認知の歪みについて学習してもらい、
そこから生じる自動思考を知ります。
それに対し、客観的な事実を洗い出すことで、認知の歪みを外せる準備をします。

【新たな思考を手に入れる】
客観的な事実を元に考え直すことで、新たな思考を書き出し、マインドを変えます。

【自分が大切にしている価値観を明確にする】
マインドが変わったら、改めて自分が大切にしている価値観を明確に言語化します。
また、どんな時に充実感を感じるのかを書き出してもらい、プラスの感情、思考を持ち続ける意識を醸成します。
感情のコントロールをおこなうことで、ストレスにうまく対処し、
仕事へのモチベーションを上げることができるようになります。

【組織への伝え方を学習する】
自分だけではなく他者や組織の価値観を大切にしながら、
仕事を進めていくための考え方やコミュニケーションスキルとして、
アサーティブコミュニケーションやリフレーミングなどを学習します。

関連記事
関連記事

ストレスへの対策ってどうしたらいいの?「ストレスマネジメント」の効果とは

ストレスに対し適切な対処をすることで、ストレスによる影響を軽減し、ストレスと上手に付き合っていくためにおこなう対策が、ストレスマネジメントです。
このコラムでは、ストレスへの対処法について解説し、弊社で実際におこなったストレスマネジメント研修の事例をご紹介します。

Read More »

わかりやすい伝え方 〜本当に実践できる3つのやり方〜

指示された作業はできるけど、それを人に説明してほしいと言われると途端に困ってしまう、そんな誰かへ説明することに苦手意識を持つ人は少なくありません。
今日のテーマは、「わかりやすい伝え方」です。説明のやり方はわかっても、それがうまく実践できないという方のために、そもそも「わかりやすい」とは何か?本当に使えるわかりやすい伝え方について、その本質から解説します。

Read More »

徹底解説!人的資本経営は人材育成にどのような影響を与えるのか

近年、「人的資本経営」というワードに注目が集まっています。
ISO30414など、世界では企業のもつ「無形資産」を重要視する動きがもともと活発でしたが、いよいよ日本でも、2020年9月に、いわゆる「人材版伊藤レポート」が公表され、多くのメディアが人的資本を取り上げるようになっています。

Read More »

木を見て森も見る!システムシンキングでより効果的な改善策を考えよう!

今回のコラムのテーマは「システムシンキング(システム思考)」、何か問題があったら「木を見て森を見ず」ではなく、全体像をとらえながら、より効果的な対策を考えようという思考法です。
これが身につけば、日常の仕事が改善できるだけでなく、お客様への提案力なども向上します。

Read More »

仮説思考で問題解決のスピードを向上させよう

仮説思考とは、原因の特定や選択肢を絞り込む際、先に仮の結論や結果の予想をおこない、その仮説をもとに必要な情報を収集することで、効率良く目的を達成するという思考法です。この仮説思考の習慣が身につくと、結論や結果を出すまでのスピードが格段に向上します。

Read More »

プロジェクトマネジメントを実践し自分とチームを成長させよう

つまり、プロジェクトを成功に導くプロジェクトマネジメントを学ぶことは、
自身やチームの成長に必要な意識や振る舞いを学ぶことと言っても
言い過ぎではありません。

今日は、そんなちょっと敷居は高そうでも、知っておけば必ず役に立つ
プロジェクトマネジメントについて解説します。

Read More »

無料ダウンロード資料で情報収集

貴社名

お名前

Email



時期

Download files 【お役立ち資料】効果的な研修設計のポイント
【お役立ち資料】オンライン研修設計のポイント

【事例紹介】主体性を生み出す研修
【事例紹介】マインドを変える研修
【事例紹介】見え方を変える研修
【事例紹介】若手社員マインドセット研修
【事例紹介】グローバルリーダーマインドセット研修

【事例紹介】女性リーダー研修成功のポイント
【事例紹介】ダイバーシティマネジメント研修

【事例紹介】28歳までにはじめる女性キャリア研修
【事例紹介】女性活躍研修事例紹介5種

【事例紹介】働き方改革推進のための研修事例13種
【お役立ち資料】男性育休の現状とは
【事例紹介】シニアのキャリア自律.をうながす研修
【事例紹介】アンコンシャス・バイアスとは何か
【参考資料】高度外国人材はどんな存在なのか

【事例紹介】世代別キャリア開発成功のポイント
【事例紹介】コーチング研修事例紹介3種
【お役立ち資料】リーダーシップとは何か
【事例紹介】リーダーシップに必要なスキルとは何か
【事例紹介】変革型リーダーシップ研修事例

【事例紹介】言葉の持つ力「ファシリテーション研修」
【事例紹介】褒め方&叱り方を身につける研修
【事例紹介】伝える力と聴く力
【お役立ち資料】日常づかいの1on1対話スキル
【お役立ち資料】日常づかいのアンガーマネジメント

【お役立ち資料】研修で「行動変容」を定着させるには
【お役立ち資料】研修の事前・事後の取り組み紹介
【研修リアルストーリー】プレイバックシアター

 全てダウンロードする