マインドセットとは?~マインドセットを変える人材育成~

企業の人材育成でマインドセットを活用する動きが活発になっています。

マインドセットとはどのようなものなのでしょうか。

マインドセットとは何か

マインドセットとは、

・経験
・教育
・先入観

などから形成される思考様式や心理状態のことです。

価値観、信念、心構え、あるいは暗黙の了解事項や無意識の思い込みといったものも
含まれます。

つまり、人の意識や心理状態は、一面的にはとらえられず、
多面的に見てセットされたものが、
マインドの全体像を表しているという意味を持つのがマインドセットという言葉です。

成長マインドセットと硬直マインドセット

マインドセットには、成長マインドセットと硬直マインドセットの
2種類があると言われています。
成長マインドセットを持つ人の根底にあるものは、今の自分は努力次第で
伸ばすことができるという信念です。

ですので、成長マインドセットを持つ人は、悪い成績を取ったり、仕事で失敗をしたときに、ガックリと落ち込むことはありますが、
そこで自分を駄目だと決めて投げだしたりしません。
修羅場の中にあって、失敗を恐れずに試練に立ち向かい、
こつこつと努力を積み重ねていくことができます。

一方、硬直マインドセットを持つ人の根底にあるものは、
自分の能力は固定的で変わらないという考えです。
ですので、硬直マインドセットを持っていると、能力はもう伸ばしようがないと
考えてしまい、失敗を恐れ、挑戦をしなくなります。
例えばビジネスでは、自分の価値を確認できることが成功と思い込み、
自分のことを認めさせようと躍起になります。
一方で失敗を恐れ、挑戦をしようとしません。

成長マインドセットを持つ人との仕事はどうなるでしょう。

能力は伸ばせるものだと信じている人は、成長できないことこそが失敗だと判断します。
だからこそ、努力こそが人を賢く、有能にしてくれると思います。
そして、困難の中にあっても自分を、組織を成長させようと進み続けます。

変化の激しい時代にある昨今、成長マインドセットを持つ人材が求められ、
だからこそマインドセットを人材育成に活用する動きが活発になっています。

企業のマインドセットとは

マインドセットをビジネスの世界で考えた場合、企業のマインドセット
次のような要素から構成されます。

・企業戦略
・経営スタイル
・組織構成
・ビジョン
・歴史
・製品・サービスの特徴
・情報の流れ
・コミュニケーション
・求められるスキル

中でも製品・サービスの特徴や歴史、ビジョンは重要な要素となることが多いです。
製品・サービスの特徴は事業特性とも言えます。
一般的に金融ではリスクを恐れることが求められますし、
IT業界ではスピードが求められます。
歴史とは、企業が体験してきた出来事です。
組織文化の形成に、歴史は切っても切り離せられません。
経営層からのビジョンは説明するまでもないと思います。

企業のマインドセットの実例

例えば男性の育児休暇を取らせようと、制度を整備しようとする企業があるとしましょう。
自分の所属する企業に、いまだに男性の育児休暇取得制度がないことにガッカリして
落ち込むところまでは、成長マインドセットの企業と硬直マインドセットの企業で
同じです。

硬直マインドセットの企業は、今の状況を認めてほしいですし、変化も好みません。
ですので、男性の育児休暇を整備しようとしたときの
社員の受け止め方は、「男性が育児休暇を取れないことが理由で辞めることはないから、
今のままで十分」とか、「うちの会社は前例のないことをやろうとしないから、
どうせ提案しても無駄」となります。
男性の育児休暇制度を整備したとしても「取得して悪い評判が立ったらどうしよう」
「前例のないことをやって失敗したくない」
として制度を利用しようともしないでしょう。

成長マインドセットの企業は、成長できないことを失敗だと捉えます。
ですので、男性の育児休暇を整備しようとしたときの社員の受け止め方は、
「男性が育児休暇を取れるようになったら、もっと離職率が下がるかもしれない」とか、
「前例のないことに挑戦することで、これまでにない新しい発見があるんじゃないか」
となります。
整備された育児休暇も、「働く時間が少なくなるのであれば、今まで以上に効率的な仕事を追求するチャンスじゃないか」
と組織一丸となって応援するのではないでしょうか。

企業がマインドセットをおこなう目的

企業が人材育成にマインドセットを導入する目的は、簡単にまとめると、
そのマインドセットが周囲に広がっていくからです。
経営者からトップダウンで、また、社員からボトムアップで、
そして、社員間同士の横の連携によって、
それぞれのマインドセットが広がり、企業風土を作っていきます。

なぜマインドセット研修か

研修は、実は比較的多数の人のマインドセットをするのに、
効率的な手法だと考えています。
1度に数十人の人を集めて、何か1つのことに向き合う機会は、
社会生活の中では非常にまれな機会です。

マインドセット研修の具体例

最後に弊社でおこなったマインドセット研修の1例をご紹介いたします。

弊社では、個社ごとに完全オーダーメイドで研修をご提案しております。
パートナーとして協力いただいている外部トレーナーの方が300名以上おり、
マインドセット研修のバリエーションも豊富です。
本記事を参考に、是非自社に合ったマインドセット研修を
実施してみてはいかがでしょうか。

【研修の対象と時期を決める】
入社時や昇格時など、会社で働くビジネスパーソンとしての節目をむかえる方を対象に
マインドセット研修をおこなうと効果的です。
マインドセット研修は短期間では不十分なことも多いです。
フォローアップ含めて、適切な研修時期も決めます。

【自社で根付かせたいマインドセットを明確にする】
成長マインドセットを明確にすることで、節目にいる社員に対し、
より具体的に会社からのメッセージが伝わります。

【セルフチェックと周囲とのギャップを認識する】
自分の現状と周囲との評価のギャップとに、しっかりと向き合う時間を作ります。
さらに本人と組織の成長に前向きにさせ、成長マインドセットを醸成します。

【成長マインドセットを周囲に広げるための手法】
成長マインドセットを周囲に広げるための、
コミュニケーションやチーム作り、コーチングについて学びます。

【硬直マインドセットにさせないための手法】
周囲を硬直マインドセットにさせないために、傾聴スキルや質問スキルを学びます。

【目標設定と実践】
成長マインドセットを定着させるためには、成功経験も必要です。
目標設定をし、PDCAを回しながら実践することで、行動変容に繋げます。

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